ペット

猫の年齢換算・ごはん量・水分量計算

猫の年齢と体重を入れるだけで、人間に換算した年齢、1日に必要なカロリーとフードのグラム数、飲み水の目安がすぐにわかります。

室内で暮らす一般的な家庭猫の飼い主さん向けです。入力内容はお使いのブラウザ内でのみ計算され、サーバーには送信されません。

猫の年齢を人間に換算すると、1歳で約15歳、2歳で約24歳になり、その後は1年に約4歳ずつ年を重ねると考えられています。

まずは、ここから。

猫の年齢・ごはん量・水分量を計算する

入力すると、結果が自動で更新されます。

猫の基本情報

だいたいの年齢と、最近はかった体重で入力してください。

年齢
か月

保護猫などで正確な年齢がわからない場合は、動物病院で歯や目の状態から推定してもらった年齢を入れてください。

kg

飼い主さんが猫を抱いて体重計に乗り、自分の体重を引く方法で0.1kg単位まではかれます。太り気味の猫は、今の体重ではなく目標体重で計算すると減量の目安になります。

状態

数字は安静時エネルギー要求量(RER)にかける係数です。高齢猫はやせやすいため、「シニア」を選んだ場合も体重の変化をみながら量を調整してください。

フードの種類
くわしく計算する(任意)
kcal

パッケージの「代謝エネルギー」の表示を見てください。一般的な成猫用ドライフードは350〜400kcal/100g程度です。

kcal

パウチや缶は水分が多いため、70〜100kcal/100g程度のものが一般的です。

%

「混合」を選んだときに使います。1日の必要カロリーのうち何%をウェットフードでとるかの割合です。

1日の食事回数

1回あたりのフード量の計算に使います。子猫は3〜4回、成猫は2〜3回に分けるのが一般的です。

計算結果を見る ↓

人間に換算すると

1歳で15歳、2歳で24歳、それ以降は1年ごとに4歳ずつ加算する一般的な換算法によります。

1日の必要カロリーkcal
ドライフードg/日
ウェットフードg/日
1日の水分量の目安体重1kgあたり40〜60mlml
うち飲み水で補う目安ml

計算の内訳を見る
体重
安静時エネルギー要求量(RER)70 × 体重(kg)の0.75乗
係数
1日のエネルギー要求量(DER)
ドライフード
ウェットフード
水分量の目安40 / 50 / 60 ml × 体重
フードから摂れる水分ドライ10%・ウェット78%として
飲み水で補う目安中央値 − フードの水分

早見表を見る

知っておきたい

猫の年齢換算と必要カロリー・水分量の計算式

本ツールは、動物病院やペットフードメーカーで広く使われている考え方をもとに計算しています。どれも「目安」であり、実際に必要な量は猫の体質や運動量、暮らす環境によって前後します。

猫の年齢を人間に換算する

1歳=15歳、2歳=24歳、以降は1年ごとに+4歳

猫は生後1年で人間の15歳前後まで一気に成長し、2歳で24歳ほどになります。その後は比較的ゆるやかで、1年ごとに人間の約4年分ずつ年をとると考えるのが一般的です。1歳未満は月齢に応じて線形に補間しています。

RERとDER(必要カロリー)

RER = 70 × 体重(kg)0.75

安静時エネルギー要求量(RER)は、何もせず休んでいるときに消費するカロリーです。これに避妊去勢の有無や年齢、体型に応じた係数をかけたものが、1日のエネルギー要求量(DER)で、フード量を決める基準になります。

水分量の考え方

1日の水分量 ≒ 体重(kg) × 40〜60ml

猫が1日に必要とする水分は、体重1kgあたり40〜60ml程度とされます。ここにはフードに含まれる水分も含まれます。ドライフードの水分は約10%、ウェットフードは約78%として食事からとれる分を引き、残りを「飲み水で補う目安」としています。

フード量の計算式

1日のフード量(g) = DER(kcal) ÷ フードの代謝エネルギー(kcal/100g) × 100

たとえば体重4kgの避妊去勢済みの成猫なら、RERは70 × 40.75 ≒ 198kcal、係数1.2をかけたDERは約238kcalです。370kcal/100gのドライフードなら約64g、80kcal/100gのウェットフードなら約297gが1日の目安になります。混合の場合は、DERを指定した割合で按分し、それぞれのグラム数を求めています。パッケージに書かれている給与量の表とずれる場合は、メーカーの表示を優先しつつ、体重の推移で微調整してください。

ざっくり確認

猫の年齢換算表と体重別のカロリー・水分量早見表

上の計算式から自動生成しています。

猫の年齢を人間の年齢に換算した早見表(1〜20歳)

猫の年齢 人間に換算 ライフステージ 猫の年齢 人間に換算 ライフステージ

体重別の1日の必要カロリー・ドライフード量・水分量の目安

体重 RER 避妊去勢済み
(×1.2)
避妊去勢していない
(×1.4)
減量中
(×0.8)
1日の水分量
(40〜60ml/kg)

※ フード量は370kcal/100gのドライフードで計算した1日分のグラム数です。ウェットフードや別のカロリーのフードは、上の計算ツールで「くわしく計算する」から変更してください。水分量にはフードに含まれる水分も含みます。

泌尿器の健康のために

猫に水を飲ませる工夫と腎臓・尿路のケア

猫の祖先は砂漠に暮らしていたリビアヤマネコで、獲物から水分をとる生活に適応してきました。そのため、のどの渇きを感じにくく、自分から積極的に水を飲まない性質が今も残っています。この「飲まない体質」が、猫に尿路結石や膀胱炎、慢性腎臓病が多い理由のひとつと考えられています。

なぜ猫に水分が大切なのか

尿を薄く保つことが予防の基本です

飲水量が少ないと尿が濃くなり、ミネラルが結晶化してストルバイトやシュウ酸カルシウムの結石ができやすくなります。特にオス猫は尿道が細く、結石や結晶が詰まる尿道閉塞を起こすと命にかかわります。また、高齢猫の死因として多い慢性腎臓病は、一度失われた腎機能が戻らない病気です。日ごろから十分な水分をとって腎臓の負担を減らすことが、長く健康に暮らすための土台になります。

本ツールの「飲み水で補う目安」はあくまで計算上の数値です。実際の猫は必要量の半分程度しか飲まないことも多く、目安に届かなくてもすぐに異常というわけではありません。大切なのは「昨日より飲んでいるか」「トイレの塊の大きさが変わっていないか」といった変化に気づくことです。

飲水量を増やす7つの工夫

今日からできる環境づくり

  • 器の数を増やす:頭数+1個以上を目安に、家のあちこちに置きます。トイレやごはんのすぐそばは避けると飲みやすくなります。
  • 器の素材を変える:陶器・ガラス・ステンレスなど、においがつきにくい素材を試します。プラスチックのにおいを嫌う猫もいます。
  • 口の広い浅い器にする:ひげが縁に当たるのを嫌う猫が多いため、ひげが触れない広さの器が好まれます。
  • 循環式給水器を試す:流れる水に興味を示す猫には効果的です。フィルターやポンプの掃除は週1回を目安に。
  • ウェットフードを取り入れる:1日1食をウェットに替えるだけでも、食事からとれる水分が大きく増えます。
  • ぬるま湯やスープを活用する:冬場は人肌程度のぬるま湯にすると飲みやすくなります。ドライフードにぬるま湯や猫用スープを少量かける方法もあります。
  • 器の高さを調整する:シニア猫は首を下げる姿勢がつらいことがあるため、5〜10cm程度の台に乗せると楽に飲めます。

飲水量が急に増えて、体重1kgあたり1日100ml以上(4kgの猫で400ml以上)飲むようになった場合は「多飲」と呼ばれ、慢性腎臓病や糖尿病、甲状腺機能亢進症などのサインである可能性があります。おしっこの量や回数の増加とあわせて気づいたら、早めに動物病院を受診してください。

室内猫の体型管理

猫の肥満とボディコンディションスコア(BCS)の見方

完全室内飼いが主流の日本では、運動量が少なく、避妊去勢後に太る猫がとても多くなっています。肥満は糖尿病や関節炎、脂肪肝、尿路疾患などのリスクを高めます。体重の数字だけでなく、体型を「見て・触って」判断するボディコンディションスコア(BCS)を知っておくと、太り具合を客観的に確認できます。

BCS 9段階の簡単な見方

理想は5、6以上は「太り気味」

背中側から見たときの「くびれ」、横から見たときの「おなかのライン」、触ったときの「肋骨の感触」の3点で判断します。BCS5が理想で、1段階ごとに理想体重の約10〜15%ずつ体重がずれていると考えます。

  • BCS 1〜3(やせ)肋骨や背骨が浮いて見える。くびれが極端で、脂肪がほとんど触れない。
  • BCS 4〜5(理想)肋骨は薄い脂肪の下にすぐ触れる。上から見てゆるやかなくびれがあり、横から見ておなかがやや引き締まっている。
  • BCS 6〜7(太り気味)肋骨に触れるが脂肪の層が厚い。くびれがはっきりせず、おなかが丸みを帯びる。
  • BCS 8〜9(肥満)肋骨が触りにくい。くびれがなく、おなかや腰、顔まわりにも脂肪がつき、下腹部がたるんで揺れる。

無理のない減量とフードの切り替え

急な減量・急な変更は禁物です

減量は1か月に体重の1〜2%以内が安全なペースです。4kgの猫なら月に40〜80g程度で、目に見える変化は数か月後になります。焦って量を大きく減らすと、猫は絶食に弱いため肝リピドーシス(脂肪肝)を起こす危険があります。本ツールの「減量中(×0.8)」は目標体重に対して計算し、月1回の体重測定で結果を確認しながら進めてください。

フードを変えるときは、7〜10日ほどかけて少しずつ新しいフードの割合を増やします。初日は新しいフードを1〜2割にとどめ、便の状態を見ながら2〜3日ごとに増やしていくと、下痢や食べ渋りを防げます。療法食への変更は必ず獣医師の指示のもとで行ってください。

ライフステージによっても食事の与え方は変わります。子猫は成長に多くのエネルギーが必要で胃が小さいため、1日3〜4回に分けて子猫用フードを与えます。7歳を過ぎたシニア猫は消化吸収の力が落ちるため、消化性が高く良質なたんぱく質を含むフードが向いています。ただし、腎臓病がある猫はたんぱく質やリンの制限が必要になることがあり、シニア用フードが合わない場合もあります。血液検査の結果をもとに、獣医師と相談して選んでください。

気をつけたいこと

計算結果を使うときの注意点

よくあるご質問

うちの猫は水をほとんど飲みませんが、大丈夫でしょうか?

猫はもともと飲水量が少ない動物で、ドライフード中心でも1日に体重1kgあたり20〜30ml程度しか飲まない子は珍しくありません。ただし、飲水量が少ない状態が続くと尿が濃くなり、尿路結石や膀胱炎のリスクが高まります。器の数を増やす、ウェットフードを混ぜる、循環式給水器を試すなど、飲みやすい環境づくりから始めてみてください。急に飲まなくなった、逆に急に飲む量が増えたという変化があるときは、獣医師にご相談ください。

ドライフードとウェットフード、どちらがよいですか?

それぞれに長所があります。ドライフードは保存しやすく、歯垢がつきにくいとされ、価格も手ごろです。ウェットフードは約75〜80%が水分のため、食事から自然に水分をとれるのが大きな利点で、飲水量の少ない猫や泌尿器のケアをしたい猫に向いています。どちらか一方に決める必要はなく、本ツールの「混合」のように組み合わせる方法も一般的です。総合栄養食の表示があるものを選び、迷うときは獣医師に相談してください。

避妊・去勢手術のあとに太りやすくなるのはなぜですか?

手術によって性ホルモンの分泌が変わり、基礎代謝が下がる一方で食欲は増す傾向があるためです。手術前と同じ量を与え続けると、数か月で体重が増えてしまうことがよくあります。本ツールで「成猫・避妊去勢済み」を選ぶと係数1.2で計算され、手術前(1.4)より約15%少ないカロリーが目安になります。手術後は体重を月1回はかり、増えてきたら「太り気味・体重維持」に切り替えてください。

猫は何歳からシニアと考えればよいですか?

一般に7歳ごろからシニア期、11歳ごろから高齢期、15歳以上を超高齢期と呼ぶことが多く、人間に換算すると7歳は44歳、11歳は60歳、15歳は76歳にあたります。見た目は若々しくても、腎臓や関節、歯の変化は7歳ごろから静かに進みます。年1回だった健康診断を半年に1回に増やし、血液検査や尿検査で早めに変化をとらえることをおすすめします。

おやつはどのくらいまで与えてよいですか?

おやつは1日の必要カロリーの10%以内が目安です。たとえば1日の必要カロリーが240kcalなら、おやつは24kcalまでにし、その分は主食のフードから差し引きます。ちゅ〜るタイプのペーストは1本あたり約7kcal、カリカリタイプは数粒で5〜10kcalになるものもあり、意外と積み重なります。パッケージのカロリー表示を確認する習慣をつけると安心です。

高齢の猫がやせてきました。ごはんを増やせばよいですか?

高齢猫の体重減少は、慢性腎臓病、甲状腺機能亢進症、糖尿病、歯の痛みなど病気のサインであることが多いため、まずは動物病院で原因を調べることが先決です。病気が見つからず、消化吸収の低下によるやせであれば、消化のよい高たんぱくのシニア用フードに切り替えたり、少量を回数多く与えたりする方法があります。腎臓病がある場合はたんぱく質やリンを制限する療法食が必要になることもあるため、自己判断でフードを変える前に獣医師と相談してください。

ご利用にあたって・免責事項

本ツールは、2026年時点で一般に用いられている猫の年齢換算法、安静時エネルギー要求量(RER=70×体重の0.75乗)とライフステージ別の係数、体重1kgあたり40〜60mlという水分量の目安をもとに概算を行うものです。個体差(筋肉量・活動量・被毛・環境温度)、フードごとの消化率、病気や妊娠・授乳中の栄養要求、療法食の給与量などは考慮していません。計算結果は参考情報であり、特定の猫に必要な食事量や飲水量を保証するものではありません。

猫の体重や食欲、飲水量に気になる変化があるとき、持病があるとき、療法食を与えているときは、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。本サイトの利用により生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いかねます。

最終更新日:2026年9月19日