遠慮しているうちに。

暮らしの、ひっかかり。05

表紙。「遠慮しているうちに。」。オムライスを描いた線画。

最後のひとつが、残っている。

お皿に残った最後のひとつ。自分も食べたいけれど、相手にも食べてほしい。二人とも同じことを考えると、お皿の上だけ時間が止まったようになります。

キムペンとペンタさんが最後のひとつを譲り合う。

どうぞ、どうぞ。

「最後のひとつ、どうぞ。」

「キムペン、食べていいよ。」

相手を思うひと言が、行ったり来たり。どちらも、うれしく食べてもらいたいのです。

キムペンが残った料理を分ける提案をする。

二人で、分けよう。

「じゃ、半分にしよう。」

「うん。」

どちらか一人が遠慮しなくてもいい方法が見つかりました。ぴったり同じ大きさでなくても、二人で食べられればよさそうです。

皿の上には大小二つに分けたオムライス。二人が食べようと話す。

そろそろ、食べようか。

「……冷めるね。」

「食べようか。」

話している間も、料理は少しずつ冷めていきます。譲る相談はこのくらいにして、いただきましょう。

譲り合って、冷める前に。自分もおいしく食べよう。

自分も、おいしく食べる。

相手においしく食べてもらいたい。その気持ちと、自分がおいしく食べることは、両方あっていい。

譲り合う時間が長くなったら、分けるという選択も。温かいうちに、二人で食べられたらうれしいですね。

最後のひと口、みなさんはどうしていますか?

「暮らしの、ひっかかり。」は、キムペンとペンタさんの日々のやりとりから、暮らしの小さな気づきを描くPerch Creativeの漫画シリーズです。

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